生徒さんがクラコン全国大会で入賞しました

2024年12月18日 11:54
カテゴリ: 教室からのご案内

生徒さんがクラコン全国大会で入賞しました

宇都宮のホルン教室 講師の菊池美香です。

宇都宮市では最低気温が氷点下になる日が増えてきましたね。
これからはお出かけ前の「ねこバンバン」を心掛けていきたいです。
稀に、ねこが小動物を運び込んで放置することもあるそうなので、たまにボンネットを開けてチェックした方が良さそうです・・・

さて、先日東京で行われました「日本クラシック音楽コンクール」通称クラコンの全国大会において、当教室の生徒さんが1位・2位なしの5位入賞という結果をいただきました。
おめでとうございます!

コンクール界では様々なご意見があるかとは思いますが、良く言えば3位みたいなものなので、私はよく頑張ったね!とお伝えしました。
前泊するほどでもないけど距離があるので朝が早く、いつもと違う環境で音出しも落ち着かないなかでの演奏、ソワソワしていたと思います。
本人的には失敗した箇所があり悔しい思いをしたそうですが、これも経験。本番てそういうもんです。

中学3年生で受験まであとちょっと、というところで踏ん張りました。
また来年も挑戦したいと言ってくれて嬉しかったです。
また近々、受験シーズンが終われば晴れた笑顔で帰ってきてくれると思うと、基礎練習の難易度はどの程度まで引っ張り上げられるかなとか、考えているだけでワクワクします(笑)

私はコンクール絶対正義マンではないので、正直エントリーの有無はどっちでも良いと思っています。
しかし実際にエントリーしてみると、ただ学校の吹奏楽部でパート譜をなぞっているだけよりよっぽど勉強になるので、おススメしています。
その結果として、入賞を果たしたり、進路に音楽学校を検討してくれる子がいると心から嬉しく思います。
「吹奏楽の強い高校に行きたい」ではなく「音楽を学びたい(手段を限定せず)」という考え方が、私が教室をやってきて良かったな、ちゃんと伝わってて良かったなと感じる1番の醍醐味みたいなものです。

受験に際し進路相談を受けることがありますが、やっぱり音楽の道を選んでくれると嬉しいなぁと思っています。
自分が普通科の高校や大学に行ったことがないので、進路についての相談を受けても音楽学校のことしか相談に乗れないのは申し訳ないのですが・・・
ただ手に職をつけるという意味でも、偏差値が高くエリートを極めるわけでないのであれば、やっぱり中途半端に普通科に行くよりも良いんじゃないかな~なんて思ってしまいます。
ただし全員に同じことを言っているわけではなく、様々な背景を鑑みてはいますね。

ちなみにどういう子が伸びるかというと、近道はなく手を抜かないでマジメに練習する子です。
その子は学校での部活動のほかに、毎日夕飯を食べたあと少なくとも1時間は吹くそうです。
(うちの旦那も同じく毎日1時間、楽しい,楽しいと言いながら1人で基礎練習をやり続けています笑)

2人に共通しているのは
1,毎日吹くこと
2,習っている先生からもらったメニューを毎日繰り返すこと(学校の先生ではない)
3,手が届きそうで届かないメニューも含まれていること
4,基礎練習ばっかりやっていること

このあたりだと思います。

その子は私がお渡ししている基礎練習をマジメに取り組んでいるようで、効果があるようです。
旦那は、小学生のときに先生からもらった基礎練習を今でもやり続けていて、やはり効果があるようです。

学校の吹奏楽部に入部すると集団で購入する赤とか緑とかの教本がありますが、あれは基礎合奏用のもので個人練習には不向きです。
特にホルンさんにとってはほとんど役に立ちません。
上手になりたいと思ったら、それに必要な練習をしないと当然上手にはならないわけですが、上手どころか、間違えた知識を教えている学校もたくさん見てきました。

導入期に間違った知識を植え付けてしまうと後の矯正が困難になります。
例えばソを1,3番の運指で演奏するという学校があったり(不可能ではないが正しくはない)
ド~シ~という練習の名前がリップスラーだったり(金賞常連の高校)
音楽の授業ではドをド,レをレと教えるのに、部活の時間だけはドをレと読ませたり(ドはドーナッツのドでしょ)
こっちが間違ってんのかなと不安になるくらい堂々と、しかも厳しく太鼓のバチを叩きながら教え込むのは、見ていてとても残念な気持ちになってしまいます。

話が逸れました。
2月に開催している当教室の音楽発表会でもソロやアンサンブルの勉強をする機会があります。
上手になりたい方はちらっとホームページをのぞいてみてください。

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